絵のような字、字のような絵、それが己書
己(おのれ)の書。
読んで字のごとく、自分だけの書という意味です。まさに自分だけのオンリーワンの書と言えます。
己書の読み方は「おのれしょ」と読みます。
己書の書き方には簡単なコツはありますが、絶対こうしなければいけないなどというルールはありません。書き方や文字の書き順にとらわれることなく、自らが思うがまま、自由に筆を走らせ、自分の世界観を楽しく表現する新感覚の書、それが己書です。
自由に書くという点からすれば、描く書・読める絵とも言えるかもしれません。
デジタルが主流となった現代において、時代に逆行するかのような時間の中で、自分なりの世界観を創り出す、あっという間の90分間を味わえるのが己書道場です。
「己書」が温もりのあるコミュニケーションツールとして、心のふれあいと絆を生むように、己書道場は活動を続けます。筆ペン1つ持っていればすぐにあなたも己書家です。さぁ、描こう!
日本己書道場は2012年より、日本己書道場総師範 快晴軒 天晴(あっぱれ)/本名 杉浦正 により開設されました。
1970年代後半よりデザイナーとして活動していた杉浦は、自らの書を「心を映す我流の書であり、唯一無二の己書」と語り、創作活動のみに徹していましたが、多くの門下生希望に心を動かされ、道場を開くことを決意しました。
2017年12月現在18期生までの師範の数は300人を超え、己書全体の規模は加速度的に拡大しています。己書道場はこの筆文字文化・楽しさを世界に拡げる活動をしています。
己書にはルールがありません。自らの書がそのまま正解なのですから、上手い・下手はありません。練習するとすれば、自らが頭の中に描いた世界観に、より作品を近づけようとした時でしょう。
己書は初めての方でもコツを掴めば誰でも描くことができます。今まで字や絵にコンプレックスを抱いていたのに、いつの間にか味のある絵が描けてしまうのが己書です。
現在師範として活動している多くの人も、最初は「字が下手だけど味のある字を描いてみたい」そんな想いから始めた人ばかりです。
近年、己書の独自性が認められ、テレビ・新聞・ラジオの取材やイベントへの出展も多くなってきました。それは道場本部にとどまらず、師範個人の作品展も紹介していただくことが多いです。テレビや新聞を見て、己書を習いたいと連絡をいただく方が増えています。
また、海外での出展、体験会なども積極的に行っています。
己書は書画としての趣味はもちろんですが、企業様にもありとあらゆる場面で活躍しています。
企業からのご依頼や、お店の人自体が己書を習っていたり、師範になられている場合もあります。
· お客様への挨拶状
· メニュー表
· 店舗看板
· 店舗壁画
など、集客ツールとして幅広い業種のお役に立っています。
日本己書道場は全国に300人以上の道場師範を輩出しており、各道場師範が己書幸座(己書では教室のことを幸座と呼びます。)を毎日全国で開催しています。道場師範は一定のキャリアを積み、教える立場として本部より認定を受けた者のことです。どの道場師範から幸座を受けても、己書の楽しさ、世界観に変わりはありません。
幸座とは己書用語で教室のことを指します。
幸座は1コマ90分2000縁〜(円=縁)が基本となります。誰でも、いつでも、予約をして、現地にて幸座料を払えば受けることができます。行っても行かなくても支払うお月謝とは少しシステムが違います。
幸座の内容は師範によって、習われる方のレベルによって変わります。基本的には師範からお題(そのまま真似するものとは違うのでお手本とは言いません)をお渡しし、そのお題に沿って進めていきます。レベルにもよりますが、早い人ですと90分で3枚ほどハガキに絵と字を入れることができます。
筆ペンさえあれば、己書はすぐにはじめることができます。初回の方は貸し出しをしている師範もいますので、直接師範にお聞きください。己書の楽しさを知り、2回目以降も幸座に参加する場合にはマイ筆ペンの購入をしてください。
ほとんどの人が、家でも練習したいからとマイ筆ペンを購入します。
日本己書道場のビジョンは、筆文字を通じてみんなをワクワク楽しい世界にし、豊かな心を養ってもらうこと、日本の教育そのものを変えることです。
それを拡めていただく道場師範、同志になっていただける方を募集しています。
· 己書道場師範として幸座を開催することができる
· 己書を使ったオリジナルの商品を販売することができる
· 師範限定のイベント・総師範による特別幸座に参加することができる
一般社団法人日本己書道場内 師範紹介ページ